2012年05月14日

人の気持ちを読むワンコ


先週末、ある獣医師さんのブログを読んでて、あるお話が心に残りました。

悲しいお話ですが・・・


その獣医師さんの患者さんに、さくらちゃん(仮名)というワンちゃんがいたそうです。

飼い主は、おばあさんだったとか。


さくらちゃんが病気になって、だんだんと世話が大変になってきたのだそう。

また、毎日のお薬代の負担も、重くなってきたのだとか。


そのおばあさんは、もう体力的にも経済的にも、さくらちゃんの面倒を見ることができない、と、獣医師さんのところに相談に来たのだそうです。

「保健所に連れて行こうかと思ったけど、さくらちゃんが可愛くてそれもできず、かと言って、これ以上の面倒もみきれない」と、おばあさんは泣きながら、獣医師の先生に切々と話をしたのだとか。

その間、さくらちゃんは、先生とおばあさんの間にある診察台の上で、じっとしていたそうです。


結局、おばあさんは「もう1度、落ち着いてよく考えてみます」と、さくらちゃんを連れてお家に帰ったのだとか。

で、その2日後、おばあさんから獣医師の先生に、「さくらちゃんが、息を引き取った」と電話があったのだそうです。


動物病院を訪れた翌日の晩、静かに息を引き取っていたのだとか・・・


そのおばあさんは、「さくらちゃんは、自分の話を聞いて、迷惑にならないように、と思って、ひっそりと逝ってしまったんだ」と、電話口で泣いていたのだそう。


さくらちゃんが逝ってしまったのが、おばあさんの話と直接に関係あるかはわかりません。

でも、ワンコって、飼い主の気持ちに、敏感に反応する生き物であるようには思います。


くろが、膵臓腫瘍で余命わずか、と知った頃。

頭の中では、仕方のないこと、と理解していても、気持がついて行けず、どうしても涙が止まらなくなった時がありました。


そんな私を、ふと気が付くと、くろが不思議そうに、あの大きなおめめで、じ~っと見つめている・・・


くろに気持が伝わるから、泣いちゃいけないな、と思ったことを、さくらちゃんの話を聞いて思い出しました。


で、なんでこんな話を今頃、持ち出してきたか、と言いますと・・・


昨日は、くろの膵臓腫瘍が脳に転移した事実に、ひどく凹みました。

こただいママさんに、「くよくよしても仕方がない!」と励まされ、たしかに、その通りだし、何よりマイナスの気持ちはくろに伝わってしまう。

そう思って、「前向きに現実と向き合おう」と、気持を切り替えることに。


そうすると、気のせいかもしれませんが、なんだかくろも、今日は昨日よりも調子よさげな感じが。。。


先週の発作騒ぎがウソのように、今日のくろは平穏でした。

とにかくよく眠る。

もう、ぐっすり、って感じで。

これも、どうも脳腫瘍の症状のひとつのようなのですが、声をかけるとちゃんと起きるし、ごはんも食べてくれます。

貧血も、相変わらずの低空飛行ながら、なんとか持ちこたえている様子。


余命と思われた3週間を過ぎ、私も、少し肩の力を抜くことにしました。

今までより自然体で、小さな命と楽しく、共に過ごそうと思います。



posted by Maggie at 21:11| Comment(3) | 闘病日記